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博奕打ち総長賭博

4.5点

監督：

山下耕作

出演：

鶴田浩二、藤純子、桜町弘子、金子信雄

ジャンル：

邦画 / ドラマ / ヤクザ

スポットレンタル価格：60円(税込・送料別)help

掟、義理、人情の渡世に生きる博徒役に鶴田浩二を配し、賭博シーンの息詰まる対決を織り込んで描破する「博奕打ち」シリーズ第4弾。江東地区に縄張りを持つ天竜一家の跡目相続争いの中、一家を乗っ取ろうと画策する悪しき組長に中井信次郎が対峙する。

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シリーズ: 博奕打ち; 博奕打ち一匹竜; 博奕打ち不死身の勝負; 博奕打ち殴りこみ; 博奕打ちのシリーズ作品を全て見る

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博奕打ち総長賭博の作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2007-08-03

制作年：

1968年

制作国：

日本

品番：

DRTD02635

脚本：

笠原和夫

収録時間：

95分

メーカー：

東映ビデオ

音声仕様：

日：モノラル

特典：

フォトギャラリー、予告編、特報

色：

カラー

画面サイズ：

シネスコ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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博奕打ち総長賭博のレビュー

現在4件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★5つ (4.5点)

評価分布

星5つ: (2)
星4つ: (2)
星3つ: (0)
星2つ: (0)
星1つ: (0)

作品の印象

作品の印象グラフ

4点 2011-12-01 オトキチ (4518)

「博奕打ち」シリーズのなかでも傑作の誉れ高い（らしい）本作。さすがによくできていて、単なるチャンチャンバラバラとは次元が違う。あっちも理不尽こっちも理不尽、まさに「筋の通らぬことばかり」。しかしそれでも人情を捨て私情を抑え大義のために我慢する。おのれを殺す。男の美学。
あえて文句をつけるならば「博奕打ち　総長賭博」といいながら、博奕そのものは言い訳程度のほんの付け足し。博奕の魅力、魔力は全く語られていない。本来ならば独自のタイトルをつけるべきだったろう。ま、しようがないけど。

3人が参考になったと評価しています。

4点 2020-06-29 9603 (659)

博徒の掟と論理に縛られた中での義理と人情の板挟みによって　これでもかといわんばかりのクリンチの応酬とつばぜり合いでギリギリと縛られて身動きが取れなくなっていく・・・で最後の最後で爆発する　この辺りの作劇術は笠原和夫の真骨頂ですね　笠原和夫がたけしの”あの夏一番静かな海”に対して公開質問状を送ったってのは有名な話ですが　この映画を見るとそりゃそうでしょうって事がよくわかるね　（金子信夫をは除いて　笑）どの出演者も死を持って償い　恨みを言わずに死んでいく　一旦　鶴田浩二の言う”筋を通して”事がまとまったかと思った矢先　義理・人情に訴えて状況が転がっていく　初めのトリガーを金子信夫が引いたとこから　一気に最後に向かって進む様は　この映画の時代設定にもなっている昭和の初めの戦争へ向かう日本の気分の反映かもしれないね（途中で若富が子供を遊園地に連れてメリーゴーランドに乗るところは　時代背景がよく分からなくてあっけにとられたが・・・笑）
　ただ昭和40年代の日本にとっては　この映画の鶴田浩二は拍手喝采だったんだろうけど　義理も人情も薄れた（笑）現代の感覚で見た場合　中々難しいものがあるかもしれない　多分誰もかれもが　藤純子の最後の強烈で静かな一言である”人殺し”でしかないんだから・・・
　あと　西部劇やギャング映画と違って　この頃のやくざ映画ってどんどんリアリズムっぽくなってきていて　拳銃でドン―バタッってんじゃなくて　グサッと身体を刺す感じが生々しくなっていて　人を斬るのに物凄く力が入っている（実際に力を入れないと刺せないんだろうけど・・・）感じがつよくて　この映画でも見ているこちら側まで　生々しさが伝わってきて力が入っちゃうんだね　でさ最後の金子信夫への鶴田浩二の片膝をついての一撃は　そのリアリティさと人を刺すことの様式が混然一体となって凄いですね

5点 2012-06-29 サクマックス (1227)

　出てくる登場人物たちがよかれと思って行動したことが全て裏目裏目に出て、どんどんと状況が悪化していく様子が凄いです。しかも、1人が動くと他の何人もの人物たちの行動に影響を与えていく構成がとても有機的に絡み合って面白いと思いました。

　鶴田浩二さん演じる主人公が苦しみ悩む姿、主人公のために跡目争いをする若山富三郎さん。

　それぞれが考え抜かれた台詞も最高にカッコよかったです。松戸の親分の子分の音吉が個人的に好きな人物で、問題を持ち込んでくれるナイスなキャラクターでした。ただもう少し、音吉と想いあっていた女性とのやりとりを見てみたかったです。音吉が最期に言う台詞「これで姉さんのもとへいける」なんて涙なくして見れないです。

　全員が悩み苦しみ、任侠道にそれでも突き進む姿に感動する映画でした。　　
ただ、金子信雄さんの最後は笑ってしまうようなお芝居でした。

5点 2009-07-06 stbo (3)

　東映任侠映画の様式を打ち破った作品。

　仁義を通そうとすると仁義が通らなくなるというジレンマの中で自壊してゆく。そこでは人の情など吹き飛んでいく。