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ドライブ・マイ・カーインターナショナル版

2.8点

監督：

濱口竜介

出演：

西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、アン・フィテ、ペリー・ディゾン、安部聡子、岡田将生

ジャンル：

邦画 / ドラマ

スポットレンタル価格：80円(税込・送料別)help

村上春樹の短編小説を濱口竜介監督が西島秀俊主演で映画化。舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残し、突然この世からいなくなる。2年後、家福はある過去を抱えるみさきと出会い…。R15＋作品。

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ドライブ・マイ・カーインターナショナル版の作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）


2021年	第74回カンヌ国際映画祭脚本賞	濱口竜介大江崇允
2022年	第79回ゴールデン・グローブ賞非英語映画賞
2021年	第95回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第1位
2021年	第95回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞	濱口竜介
2021年	第95回キネマ旬報ベスト・テン日本映画脚本賞	濱口竜介大江崇允
2021年	第95回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞	三浦透子
2021年	第95回キネマ旬報ベスト・テン読者選出日本映画監督賞	濱口竜介
2021年	第64回ブルーリボン賞助演女優賞	三浦透子
2022年	第46回エランドール賞特別賞
2022年	第45回日本アカデミー賞最優秀作品賞
2022年	第45回日本アカデミー賞最優秀監督賞	濱口竜介
2022年	第45回日本アカデミー賞最優秀脚本賞	濱口竜介大江崇允
2022年	第45回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞	西島秀俊
2022年	第45回日本アカデミー賞新人俳優賞	三浦透子
2021年	第94回アカデミー賞国際長編映画賞

レンタル開始日：

2022-10-05

制作年：

2021年

制作国：

日本

品番：

CPD-15897R

制作：

脚本：

原作：

音楽：

収録時間：

179分

メーカー：

カルチュア・パブリッシャーズ

音声仕様：

日：ドルビーデジタル5.1ch、日（バリアフリー音声ガイド）：ドルビーデジタルステレオ

色：

カラー

字幕：

日・日（バリアフリー）・英

画面サイズ：

ビスタ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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ドライブ・マイ・カーインターナショナル版のレビュー

現在11件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★3つ (2.8点)

評価分布

星5つ: (0)
星4つ: (3)
星3つ: (5)
星2つ: (1)
星1つ: (2)

作品の印象

作品の印象グラフ

3点 2022-10-16 DVDあかり (2062)

唐突なエンディングをいかに受け止めるべきか、ずっと考えているが、
どうやら答は出そうにない。安直に語ってしまうことを許さない作品であった。
作品の主題そのものについては何も語るまい。手法についてのみ書こう。
本作は文化を超えた普遍性があるものであり、海外で高い評価を受けたことは納得。
作中前半で主人公家福（西島秀俊）自身が演じているのはフランスのベケット
『ゴドーを待ちながら』、後半で家福が演出するのはロシアのチェーホフ
『ワーニャ伯父さん』で、どちらもさまざまな国の俳優が舞台に立ち、
それぞれの俳優の母国語のまま多言語で演じられている。
『ワーニャ伯父さん』の稽古、本読みではフランスの映画監督ジャン・ルノワールの
「イタリア式本読み」で、一切の感情を込めず「電話帳を読み上げるように」言葉を読み
続けるつづけることを要求しており、これは映画監督濱口竜介自身が好んで使っている
手法で、このことを通じ俳優は相手の感情、動作により鋭敏となる。しかも、ここでは
手話を含め役者は異文化外国語同士のままである。
手話というものがこんなに生命力のある身体的言語であったのは
私とって大きな驚きであった。本作は言葉を紡ぐことに拘っている。それでいて、
車中で語る岡田将生の光る瞳や開け放たれたサンルーフからの二人の手…。
映像として印象的で記憶に残り続けるであろうシーンも少なからずあった。

同監督の5時間を超えていた『ハッピーアワー』もそうだったが、3時間近い本作、
映像作品を「情報」として2倍速でばかり観ているような人には絶対に向いていない。

3人が参考になったと評価しています。

3点 2023-03-08 fatman1958 (2316)

ロードムービーではないですね。
浮気現場を目撃しても、妻を愛せるって、どうなんでしょう。
しかも、その相手と敢えて仕事するって？
キャストは演技もうまいし、良い作品だと思いますが、ちょっと無駄に長いですね。
最後の韓国のシーンは意味不明でしたけど、伏線ありました？

2人が参考になったと評価しています。

3点 2023-03-01 あきぴー (1556)

脚本の読み合わせって，あんなにやるものなの？　動きがないと退屈で死にそうにならないの？
広島から北海道（中頓別）まで2日では着かないよ．（恐らく敦賀～小樽まで21時間かかる）
ロードムービーなのかと思ったら，意外に旅の時間は短かった．

2人が参考になったと評価しています。

3点 2022-11-29 かずのこ (1881)

世評は村上春樹信者と受賞の影響で濁っているので当てにならない。

重いだろ深いだろと、押しつけがましい。

海外受けする内容だけど、日本人としては細やかに違和感を感じる。

原作か監督かわからないけど、ツッコミどころの多いイイカゲンな描写。

妻の夜咄とかその内容とか、気持ち悪い設定がいくつも。

参考までに鑑賞しましたが意外と長く感じない。
でも韓国人に誘われての食事のシーンとか無駄も多くて、
肝心の倒壊した実家の映像がヘタクソでガッカリ。

2人が参考になったと評価しています。

3点 2022-10-10 いづみ屋 (2932)

映画館で観た映画。濱口監督の映画は、以前に見た「寝ても覚めても」が、唐田えりか演じるヒロインが、うり２つの男性（東出昌大の2役）に東京と大阪で相次いで巡り合って好きになりしばら暮して別れるという、あり得ないストーリーが、現代日本社会の現実と、どこをとっても向き合っていないように感じられてつまらなかったし、上映時間179分というのにも恐れをなして、２０２１年夏に公開されたときは見に行かなかったが、その後カンヌ映画祭脚本賞他受賞ということで評判になったので、それは見に行かないといけないだろうという気になったのだった。主人公の俳優兼演出家（西島秀俊）と元女優で脚本家の妻（霧島れいか）とは愛しあっていたが、妻は他の複数の男性と関係を持ち続けていた。夫はそれを知っていたが、妻を失うことを恐れて言えないでいたら、妻が急死してしまう。2年後に夫が、広島市の演劇祭で「ワーニャ伯父さん」のワークショップと上演をするために行ったら、参加者を決めるオーディションに妻の浮気相手の俳優（岡田将生）が来ていて、彼を採用する。彼は男女関係のトラブルで芸能界から干されかけている。主人公は、生前の妻から寝物語のように聞いていた、女の子が好きな男の子の家に忍び込んで、自分の下着などを痕跡を、知られないようにこっそり残していた、しかし、興奮を感じても、男の子のベッドでオナニーだけはしないでいた、という話の、自分の知らない続きを妻から聞かされていたことを知る。その他のワークショップの参加者は、韓国や台湾から来た俳優たちもいて、中にはろうあ者で手話で表現する女優もいる。だから演じられる「ワーニャ伯父さん」は、日本人俳優は日本語で、外国人俳優はそれぞれの言語や手話で演じる多言語演劇である。そういう演劇はうまくいくのか。演劇祭の主催者が手配したドライバー（三浦透子）は無口、無表情だが運転が抜群に上手くて主人公の気に入る。彼女は北海道で、水商売の母親の送り迎えのために中学生の時から無免許運転をしていた。彼女は母親からずっと暴力を受けていた。彼女が主人公を連れて行ったごみ処理施設は、広島平和公園からの直線を阻害しないように１階が空間になっていた、などといった多くのエピソードが何層にも入り組んだ作りになっていて、非現実的、非社会的でつくりものめいている、ということは言えるのだが、そういう複雑な話が、終末に向けてうまく収束していくところと、亡くなった妻の死は、くも膜下出血によるもので、主人公に責められるところはないのだが、しかし、自分が妻と真摯に向かい合うことなく時を過ごしていたことがこの結果に至ったのだという、不合理とも思える自覚に至るところは、人間の生きることについての、深い考察を感じさせた。

2人が参考になったと評価しています。